コリン性蕁麻疹を発症して一番ツラいのは痒みよりも見た目だった。

私がコリン性蕁麻疹を発症してから(多分)3,4年が経過しています。最初の症状は、仕事で疲れた時や悩んでストレスが溜まった時に、両手首にポツポツと赤い斑点というか発疹が数個、出現したのです。

手首に出てきた赤い発疹の蕁麻疹

手首に出てきた赤い発疹の蕁麻疹

両手首の発疹に気付く1年ほど前に帯状疱疹(たいじょうほうしん)を患っていたので再発だろうか、と考えたのです。でも帯状疱疹ほどのチクチク痛みの辛さは全く無い。分けわかんない、なんだこりゃ!?程度に考えていたのです。

(※帯状疱疹を発症した時は上半身の左側のみにチクチク痛みとケロイド状の発疹が出現。大の大人が夜も眠れないほどウーウーと唸って半泣き状態でした。)

最初は、

『あれ?蚊に刺されたのかな?虫にでも刺されたんだろうな』

ぐらいにしか思っていませんでした。しかし、発疹が出てくるのが、睡眠不足、ストレス荷重などタイミングが決まっているので虫が原因ではなさそうだ、と自分でも気付くようになりました。

お客様(クライアント)、同僚、上司との打ち合わせ・折衝で行き詰まると両手首に赤いプツプツ・ブツブツが現れる。

ストレスを抱え込んでいる男性サラリーマン

ストレスを抱え込んでいる男性サラリーマン

『あ、今自分は疲れている、ストレスを感じているな、よしちょっと休もうか』

仕事を中断して1人休める場所を探して目を瞑り深呼吸。例えば、出先なら静かな喫茶店や椅子のある本屋さん、会社・事務所ならトイレの個室に籠り4,5分ほど休憩を取る。

すると、不思議なんだけれど赤い発疹が消えてなくなっている。もしくは小さく薄くなっている。このような状態が半年間は続きました。

これが、仕事の案件が大きくなるにつれ帰りは遅くなるし生活は不規則に。プレッシャー・責任も大きくなるに連れて症状が悪化していったのです。徐々にチクチクと感じるようになり、手首から腕の内側まで発疹が広がり、休憩をとっても発疹が消えなくなったのです。

手首全体に広がった赤い発疹の蕁麻疹

手首全体に広がった赤い発疹の蕁麻疹

病院に入院するほどの怪我も病気も経験したことのない私は当時、原因不明のこの赤い発疹のあまりの恐怖にブルブル・ガタガタと震え、自分は不治の病にでも罹ったんだろうか、と怖くて神経が擦り切れていました。

しかし、会社やクライアントには関係ないこと。そして今は悔やんでいるのですが家族にも友人・知人など誰にも相談しなかったために、不安を全て自分一人で背負い込んでしまったのです。

そんな状況で2,3年が経過し(※絶対に1人で抱え込んだらダメだと思います。専門機関で検査を受けるか医師に相談したほうが良いと思います。)手首から腕の内側だけだった発疹が、腕の外側、二の腕、足の甲、足首、膝の裏側、太ももと全身に広がっていき精神的に参ってしまいました。

そして職場の部署を移動してもらい、皮膚科をいくつか巡り、今に至るという、ええと、うん、そんな感じですね(笑)。思い出したらまた追記します。

という流れがコリン性蕁麻疹、当時は名前すら知らなかったのですが、コリン性蕁麻疹で悩み続けて数年の私の意見なのですが、コリン性蕁麻疹で一番つらいのは、私の場合、

痒み

よりも

見た目

なんです。全身に赤い蕁麻疹がぶわぁ~!って出てたら自分でも気持ち悪いのに他人に見られるのなんて絶対に嫌!なんです。

コリン性蕁麻疹で腕を覆われた重症の腕

コリン性蕁麻疹で腕を覆われた重症の腕

これ、1日の中で症状が重くなる夕方から夜にかけてのコリン性蕁麻疹が大爆発した私の腕です。これじゃ夜の会食とか行けない。これが手の甲、首の周り、顔面、に出ているんですよ?これじゃどこにも行けません(泣)。

もちろん、痒みだってツラいですよ。仕事にも集中できなくなったり、夜も寝づらいとか。でも、コリン性蕁麻疹を発症して私が一番困っている、悩んでいるのは、

全身が赤い膨疹に覆われた自分の姿・身体を見られたくないから外出できない!

ってことなんです。私の中でコリン性蕁麻疹を治したいという一番の理由、究極は普通に外出して買い物や食べ歩きを楽しみたい、ただそれだけなんです。

ただ、それだけのために今現在は皮膚科の先生と相談しながら飲み薬、塗り薬を試して治療を続けています。でも、なかなか結果が・・・、つまり効果が出ない・・・(汗)。

来年からは漢方薬も導入するかもしれない・・・。苦いんだよなぁ、漢方薬って・・。

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