お薬手帳に3つの提言!”デザイン化” ”見える化” ”共有化”で患者を薬アレルギーから守れ!

おくすり手帳、持ってますか?」

という質問を、当ホームページへお越しいただいた方々へ尋ねているわけではありません。

風邪を引いて訪ねた薬局などで聞かれたことありますよね?ってことなんですね。

実は私、数年前まで”お薬手帳”を持っていませんでした。

「お薬手帳?そんなもの要らない要らない、必要ないでしょ?」

って。

勝手に、薬局や厚生労働省の陰謀とかじゃん!?なんてバカにしてた時期も・・・ありました(恥)。

しかし、今現在はどうなのかと言いますと、自分の名前を記入したお薬手帳、大事に持ってます(笑)。

それでは、なんか身体の内部を見せるみたいで照れちゃいますが、私の命と同等に大切な”おくすり手帳”をお見せしましょう!

出てこいやぁ!おくすり手帳よ!

医院で渡された青いお薬手帳

医院で渡された青いお薬手帳

ババンッ!よくある普通のお薬手帳だ(笑)!

帯状疱疹(たいじょうほうしん)でお世話になった薬局でもらったお薬手帳。

Wikipediaのページの写真もこれと一緒みたいだから全国共通なのでしょうかね。

病院・医院・薬局に持参を促す注意書き

病院・医院・薬局に持参を促す注意書き

表紙に記載されている持参を促す注意書き。

病院・医院・薬局には毎回お持ち下さい。(処方箋がある場合、一緒にお持ち下さい。)

みなさんは注意書きを守って持ち歩いてますか?いえ、日常からは持たなくても薬局へ行く時などは持参してますか?

個人情報・病歴を記入する項目欄

個人情報・病歴を記入する項目欄

緊急時に備えた個人情報の記入欄。

氏名や緊急時の連絡先、

アレルギー歴・服用履歴、

飲酒や喫煙の有無、

アレルギー体質、

緊急時に本人に確認が取れない場合に備えての情報を記載しておくと安心だと思うんですよね。

異常(薬疹)アナフィラキシー症状のメモ

異常(薬疹)アナフィラキシー症状のメモ

医師・薬剤師に必ずチェックして欲しい内容(薬疹を発症した薬の種類とか)は赤ペンで自筆で書き込みメモを記しています。

私は以前に医療薬を服用して全身に蕁麻疹(じんましん)が発生したことがあります。

すぐさま治療薬を処方した医師に症状を見せたら薬疹(やくしん)・薬アレルギーであると判明。

そして”おくすり手帳”への症状(異変・異常時の具体的な内容)の記入を強く促されました

この時、お薬手帳の活用は自分自身の身を守るためになるということを強く感じた出来事でした。

自分で記入した薬アレルギー症状のメモ

自分で記入した薬アレルギー症状のメモ

※字が汚いのは無視して読み続けて下さい(笑)。

かなりショックというか衝撃を受けたのが、1回目の服用では異常はなかったのに2回目の服用で薬疹・アナフィラキシー症状が出た時の絶望感は強烈でした。

医師からは今後、その系統?種類?の服用は避けるようにアドバイスを頂き、必ずお薬手帳を持ち歩くようになりました。

お薬手帳に関しては以前からネット上で見聞きしていたのですが、私個人では薬アレルギーを抱えるような体質の人には必須ではないかな、と考えるようになりました。

五本木クリニックの院長ブログ
「お薬手帳を断ろう!」という動きは当然です、本来の機能を果たしていないんですから!

BLOGOS ブロゴス

「お薬手帳」は不要だと考えている患者さんへ

日本調剤 「お薬手帳」活用のススメ

ウィキペディア おくすり手帳

これまでに手術や入院するレベルの事故に遭遇したり、怪我を負ったり、病気を患うような経験がなかった自分は人一倍、健康には自信がありました。

しかし、帯状疱疹からコリン性蕁麻疹を発症した時期から薬疹・アナフィラキシーまで出てくるようになり、最近は大人喘息!?まで発生して苦しい夜を過ごすようになりました。

足首にも大量の蕁麻疹が発生しだした

足首にも大量の蕁麻疹が発生しだした

こんな蕁麻疹が突然、全身に出だした時の恐怖はもう二度と味わいたくないという想い?願いからお薬手帳を大事に保管するようになりました(笑)。

※実際には3回、写真のような薬アレルギー・アナフィラキシー症状を経験しています。

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命を救う”お薬手帳” を活用する3つの改革・改善方法!

持ち歩くにはダサい表紙をオシャレにするだけで持参増えるよ!

医院で渡された青いお薬手帳

医院で渡された青いお薬手帳

ハッキリ言ってダサい(笑)!作った人、考えた人には大変失礼ですが絶対にダサいよね(笑)。これを持ち歩けと言われて持ち歩く人は確かにいるでしょう。

しかし、もっと創意工夫を凝らして持ってもらおう、活用してもらおうと考えたならば、このお薬手帳を1日でも早く卒業したい!というのが私の率直で素直な感想です。

Amazonや楽天ショップで「おくすり手帳」と検索してみてください。カラフルでデザイン性に溢れたお薬手帳がズラリと並んでいるでしょう。

ブランド化せよ!とまで言っているわけではなく、ワクワクドキドキ感をちょっとだけ、1滴のデザインセンスを加えるだけでいいと思うんですよね。

例えば、下はお薬手帳ではなくて母子手帳ケースなんですが
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ちょっとした遊び心のエッセンスを付け足すだけで持ち歩くたくなる気分にさせることができますよね。

ダッサダサお薬手帳よりは、性別、年齢に合わせたような表紙にするだけでも持参率は変わるんじゃないのかな、なんて思ったりしてます。

マイナンバーで病院 医院 薬局で服用履歴を共有化して備えよ!

マイナンバー制度により、12桁の個人番号を割り振られた国民のイラストです。

マイナンバー制度により、12桁の個人番号を割り振られた国民のイラストです。

なんだかマイナンバー制度って住基ネットみたいになりそうな予感がしているのですが、個人的には活用してもいいんじゃないかな、と考えたり。

もし可能ならば病院・医院・薬局での病歴・治療歴・服用履歴の共有化だけじゃなくて、学校・会社でも本人が望めば共有化できるようになればいいかな。

保健室で具合が悪くなっても養護教諭の先生が生徒の薬アレルギーを知っておけば安心かも。これは学校以外の社会、特に災害時にお薬手帳を紛失した時とかに備えても。

スマートフォンアプリで”電子お薬手帳”というアプリもあるらしいです。が、それはスマホ所有者限定だから全国民が利用できる共有システムがあればいいな。

ふむふむ、ということは日本(国民)ならば戸籍・住民票で可能なんじゃないかと思ったりします。

マイナンバーって確か、2年の間に取得が可能ってことで必ず取得しなければならないわけじゃなかったですよね、つまり形骸化しそう・・・(汗)。

異常・異変は自分で書き込んで当時の状況を見える化して守れ!

自分で記入した薬アレルギー症状のメモ

自分で記入した薬アレルギー症状のメモ

実は私、薬疹・アナフィラキシーを発症した時の、赤いブツブツ写真を印刷してお薬手帳に挟んでいます(笑)。

カメラで撮影したデータをコンビニの印刷機で出力できますよね。たった数十円で。

その印刷した紙をメモと一緒に保管しています。これなら医師・薬剤師もどれだけの薬アレルギーだったのかを”共感”してもらえると思ったからです。

自筆で注意書きをメモ・書き込んで、さらに深刻な症状の写真までセットで準備することで医師・薬剤師に対してのアピール・注意喚起になると考えたからです。

面倒くさがりな人には単なる無理強いかと思われますが、実際に自分がアナフィラキシー症状になった時では遅すぎるかもしれませんよ。

先日、テレビで視聴した世界仰天ニュースでスティーブンス・ジョンソン症候群で生死の境をさまよった女性の放送で改めてお薬手帳の存在意義を考えるようになりました。